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2025年05月21日

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専門書『高齢者のためのテクノロジー応用』に寄稿しました

― シニア向けSNS「おしるこ」による孤独・孤立対策と心の健康支援の実践事例を紹介 ―

 当社は、2025年4月25日に刊行された専門書『高齢者のためのテクノロジー応用』(サイエンス&テクノロジー株式会社)に寄稿しました。本書では、当社が運営するシニア向けSNS「おしるこ」の活用による孤独・孤立対策や心の健康支援の取り組みを紹介しています。寄稿では、行動ログに基づく心理的効果や承認欲求の充足、今後の社会実装に向けた展望についても言及しています。

■書籍概要

書名:高齢者のためのテクノロジー応用
副題:日本の超高齢社会を豊かにする技術、その産業化へのヒント
発刊日:2025年4月25日
体裁:B5判・277頁
ISBN:978-4-86428-332-8
価格:本体55,000円+税(定価)
発行:サイエンス&テクノロジー株式会社

https://www.science-t.com/book/M094.html

本寄稿「孤独・孤立対策に貢献する、高齢者向けSNSアプリ『おしるこ』」では、社会的つながりの希薄化が進む中、シニアの孤立とフレイルに対してデジタル技術が果たす役割に着目しました。家族構成や地域コミュニティの変化を背景に、昭和から令和にかけて高齢者が置かれる環境がどのように変遷してきたかをデータと共に解説し、「おしるこ」が提供する“日記投稿”“ポイント機能”“AIチャット”など複数の機能が、オンライン上の居場所づくりに貢献している点を紹介しています。

また、自己開示や称賛、共感が循環する仕組みを通じて、シニア世代における承認欲求の充足と生きがいの醸成が可能になることを示し、AIチャット「なごみ」やバッジ機能「I CAN」などを活用した継続的な参加促進の仕組みについても言及しました。さらに、心理的影響の定量分析や認知症リスクの早期発見を目指す技術開発の構想に触れ、今後の研究連携の可能性についても展望しています。

当社代表 後藤のコメント

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「本書で当社の取り組みを共有できたことを大変光栄に思います。今後も産学官の連携を深め、テクノロジーを通じて高齢者に“居場所”と“生きがい”を届ける仕組みを拡大してまいります。」

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今後、当社では「おしるこ」を通じた高齢者の社会的つながりや心理的充足に関するデータの収集・分析を進め、大学や医療機関との共同研究を拡大していく予定です。また、自治体と連携した実証事業の拡大を通じて、地域包括ケアの文脈で“心の健康”を支える仕組みの社会実装を目指します。将来的には、認知機能の変化に対する予兆把握やフレイル予防に資する新たな機能群を実装し、国内外におけるエイジテック・モデルの構築と展開を進めてまいります。

○本件に関するお問い合わせ先
MAIL:sales@oshiruco.com

シニア事業部 (担当:江戸)